ひとりの先生の想い。そして地域の優しさ。

「いたいた!松丸さん!どうぞ。よかったら園庭で遊ぶ時間で良かったら来られてください。うちの園児も喜ぶと思います。」

そう声をかけてもらったのは数日前。岡垣町の幼稚園での出来事です。

そう声をかけられる前に、わたしはにこりデイのさおり先生に

「みなさん、相談なんだけど。にこりっこを同年代のお友達と関わらせてあげたい。同年代のお友達と関わることが、小学校に行く前に大切だと思う。」そう声をかけられました。そしてその足で町内の幼稚園に相談に行きました。

最初の答えは

無理かと思います。

最初に振られちゃうのは慣れっこなんです。前例がないことに人は慎重になるし。聞いてもらえるだけでありがたい。なので状況だけ説明してその日は帰りました。

そしてお話は最初に戻ります。

この幼稚園の管理の方が、にこりっこと園児が遊ぶ時間を作ってくれた。そして相談させてもらった保育士さんが、管理の方に相談してくれていた。その優しさに幼稚園の玄関で涙が出てしまいました。

今日はその日。にこりっこくんも、幼稚園のスモックを着て幼稚園へ。お友達と楽しく遊び、たくさん声を出して笑いました。同行したさおり先生の目にはなみだが。一生懸命だからこそ、ひとつ乗り越えたときの感動がある。そしてこの笑顔を見た時、この仕事をやって良かったと思います。

まだまだ入り口に過ぎないけど、お兄ちゃんとお姉ちゃんと同じ小学校に通いたいという、お母さんとにこりっこの夢があります。

ただ地域の小学校に行きたいという思いをかなえてあげられますように。

ママ、ひとりじゃないよ。一緒にやっていこうね。

ひとりの医療が必要なこどもが、社会の仲間入りすることで、教えられることが多いのは周りの方かもしれません。

 

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