ほっちのロッヂ 2日目

今回、ほっちのロッヂで、軽井沢で、紅さんことひろゆきお兄ちゃんとはたくさんのお話をした。
窓から見える景色のひとつひとつが絵みたいだなあと思いながら、
たくさんの新しい気持ちが心の中で芽生えて、また新しいことを始めちゃうんだろうなあと思った。

翌朝、紅さんは私たちを迎えにきてくれて
「ほっちのロッヂの朝市に参加する前に、朝のカンファレンスのようなものに一緒に参加しない?」と声をかけてくれた。

そこでは、みんなでちゃぶ台を囲み、お茶を飲みながら、近所のおばあちゃんが、亡くなる前にこんなふうな最期を過ごしたという話をしていた。
おばあちゃんを主役に地域の若い人たちが最期に関わる。
そんな物語を聴いているようだった。

その談話の場に遅れて登場した、ひときわワクワクな空気のある藤岡聡子さんという方を紅さんに紹介してもらう。
なんだか自分と似ている人がここには多いと思った。
それとも、自分と似ているところを無意識にさがしているのか?
でも、同じような人は会うべくして会うのか?
藤岡さんの後ろにあるピアノの上に座っているオリヒメと薔薇の花瓶をテーブルからもって移動する無口そうだけど鼻唄を歌ってそうな、オシャレな青年を見ながらそんなことを思った。

藤岡さんが話す。にこにこな表情で。

客観的なことは、パソコンを開き記録をみればわかる。
もっと人として感情として想いとして目の前の人のことをどう思ったのか
その話をすることが大切だと思う。

なんとなんと
自分が思っていることを言語化してくれる人がここにいた。抱きつきたいくらいの想いで話を聴いた。
できたらもっと話をしてみたかった。

でもきっとまた会う。そんな気がした。

その後朝市へ。

紅さんが、「今日は月一回の朝市の日なんだよ。」
森の匂い、森の音にコーヒーの香りがした。
ガリガリしたコーヒーの香り。
今日は軽井沢でもこのところ一番寒い日だというのに半袖の紅さんは、森に馴染んだキッチンカーの前で穏やかにお話をしてくれた。

なぜか同じ時間なのに同じ時間じゃないような、うまく言えないけど、すごくのんびりと暮らしている。世の中でいう成果というか効率とかそんなものはあまり気にしていない人なんだと思った。
だけどそこにこだわる人よりも、たくさんのものを愛し、人を集め、世の中の基準でいう成果はちゃんと出している不思議な人だ。

朝市では
ほっちのロッヂを囲む暮らしをしている人とたくさんのお話をした。
森に囲まれた空間。歩けば森にオルガンがあり音が心地よく重なり、木々の間から光が差し込む。

ただこの空間にいる。
その瞬間の積み重ねでいいのかもしれない。そんな風に思った。

ほっちのロッヂ  1日目

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