にこりの活動レポート 2022Activity Report 2022

にこりの活動も6年目。
今年も多くの子どもと家族に出会い、多くの新しい仲間も加わってくれました。

にこりは「目の前の一人の子どもの願い」を叶えるために活動を続けています。
一人じゃできないことも、誰かと一緒だったらできると信じ、力を合わせて新しい道を作りたい。
その道がずっと続く、子どもたちが主役の物語になりますように。

寄付について

2022年度にいただいた寄付金総額

※2023年3月31日時点

2,463,326
個人の寄付
173
団体の寄付※法人含む
39

講演について

〈登壇回数〉

16

いち早く取り組んできた移動支援や、今注目の産前産後支援の取り組みなど、日本津々浦々でいろんな方々とお話する機会をいただきました。

2022年度の登壇一覧

職員について

56 +15人
保育士
4
助産師
7
看護師
24
理学
療法士
3
作業
療法士
1
言語
聴覚士
1
介護
福祉士
1
社会
福祉士
1
事務員
3
教員
1
ヘルパー
2
栄養士
1
運転手
5
看護助手
2

にこりで働く仲間を募集中です。
ヘルパーになるための介護職員初任者研修も実施中!

スタッフ募集について 介護職員初任者研修

事業ごとの延べ利用者数

※NPO法人にこりとしての運用後(2019年〜2022年)の集計

2019年 2020年 2021年 2022年

子どもたちの支援

子どもたちの支援
子どもたちの支援

産前産後の支援

にこりのお祭り
にこりのお祭り
にこりのお祭り
にこりのお祭り
にこりのお祭り

にこりだっ! 祭りだっ!黒崎商店街の皆さんと
第1回「にこりのお祭り」を開催しました!

北九州市八幡西区の黒崎駅商店街が、
子どもたちと家族でいっぱいになったこの日。

遊びの屋台やワークショップ、
美味しいご飯のキッチンカーに雑貨屋など
30以上のお店が出店し、
にこりっこだけでなく
地域の子どもたちも沢山来てくれました。

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にこりのお祭り

黒崎商店街が昔に戻ったみたい。
黒崎の復活ですね。

多くの人が商店街に集まり、たくさんの嬉しいお言葉をいただきました。

何よりこども達が、バギーに乗っていても、
車椅子に乗っていても、人工呼吸器が必要でも、
みんなみんな街に溶け込んでいたのが嬉しかった。

当日は商店街の皆さん、大学生や看護学校の学生さんをはじめ、
地域の沢山の方にお手伝いいただきました。

立川翼さん

ステージでは立川翼さんの
「にこりの歌」のお披露目も

まゆちゃんのいのちのおはなし会でも歌をプレゼントしてくれた
シンガーソングライター立川翼さんが、
医療が必要なこども達がたくさん可能性を掴めるようにと
作ってくれた「にこり」の歌をステージでお披露目!

にこりのお祭り
にこりのお祭り
にこりのお祭り

今日は優しさだらけだったね。車椅子とかストレッチャーの子どもたちが
ふつうに一緒にいて、
これが当たり前になると思うと嬉しかったね。

お祭りが終わって、スタッフでこんな会話をしました。
楽しいことが大好きな理事長の「にこりのおまつりやろー」から
始まったにこりのお祭り。大きな壁にぶつかった時もあったけれど、
無事に開催することができました。

たくさんの人たちにご迷惑やご心配をおかけして、
そしてたくさんたくさん助けて支えていただきました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

優しさと笑顔にたくさん出会えて心が温かくなる、
こども達がいっぱい笑ってる、そんなお祭りができて良かった。

来てださった皆さま、いつも支えてくださっている皆さま、
本当に本当にありがとうござました! 次は何しようかなー♪♪

2023年もやりました!

第2回にこりのお祭り

10月9日in黒崎商店街

にこりのお祭りは、難病や障がいをもつ子どもたちがお祭りを通じて社会と関わりを持ち、この地域がみんな笑顔になれるインクルーシブな地域交流の場になることを目的としています。2023年は、北九州市・北九州市小児慢性特定疾病支援室・黒崎ミライプロジェクト実行委員会と共催で開催しました。

みんな来てね!

にこりの産前産後支援そのままで大丈夫。
ゆっくりお母さんになればいい。

ことしで2年目を迎える、にこりの産前産後支援。気づけば利用者数が増えて、産前産後ケアステーションは
連日満席が続くほどのにぎわいぶりです。2022年度は1年間で昨年の4倍近くの利用がありました。

産前産後支援

3つの産前産後支援

1産前産後ケアステーション

産前産後ケアステーション 産前産後ケアステーション
妊婦さんや産後のお母さんが、
ゆっくり過ごすための場所

助産師や看護師などのスタッフに子どもをみてもらいながら、
シェフの美味しいご飯をゆっくり楽しんだり、
子どもを気にせずにゆっくりお風呂につかったり、お昼寝したり。

また、赤ちゃんの発育や授乳で悩むお母さんには、
母乳量測定やおっぱいケアもみっちりします。
2022年度は北九州市・遠賀郡・直方市・中間市から
産後ケア事業の委託を受けて産後ケアを実施しました。

お母さんたちの1番人気は...?
1
シェフのランチ!
2
スタッフによる赤ちゃんの寝かしつけ、遊び相手
3
沐浴
◎産後ケアを利用したお母さんたちの声
  • 赤ちゃんを見てもらえてゆっくり過ごすことができました
  • 日常で気になっていることをその場で聞けてたくさん解決できました
  • 大人の人と話ができる環境ありがたいです
  • おっぱい以外全部お任せできてゆっくり過ごせました
  • 作ってもらった温かいご飯を、自分のペースでゆっくりと食べることができて幸せでした
  • 1人でお風呂に入ることはないので、久しぶりに焦らず湯船に浸かることができました
  • 家では目を離すことができずトイレにすらゆっくり行けないので、本当にありがたかったです
  • 子どもを、気にせずお昼寝できて、こんな睡眠はいつぶりかってくらい熟睡できました

2おやこの訪問看護

産後の母子と
妊婦さんに特化した訪問看護

困りごとを抱えながら子育てするお母さんや妊婦さんのお家を訪ね、子どものことだけでなく、ご自身のこと・ご家族とのことなどいろんな相談ごとをお聞きし、改善策を一緒に考えます。行政や病院でも周知されてきたことで、2022年度は利用が大きく増えました。

3子育て支援ヘルパー

家事育児の助っ人ヘルパー参上
家事育児の助っ人ヘルパー参上

2022年9月から北九州市の委託を受けて、市内の妊婦さん・子育て中の家庭へ、家事育児をお手伝いするヘルパーを派遣しています。体調が優れないときや家事育児が大変なときに1時間から気軽に依頼できるサービスです。にこりからは小児専門の訪問介護員や介護福祉士等の有資格者が訪問するから、安心して依頼いただけます。

にこクロの会
にこクロの会、
NICU卒業生の会もやってます!

双子三つ子の親子が集まる「にこクロの会」。

NICU(新生児集中治療室)を卒業して自宅で暮らす
子どもとお母さんが集まる「NICU卒業生の会」。
月に一度の開催で、年間のべ250人以上の親子が参加されました。

同じ経験をした(してる)同士だから、聞けることがたくさんあります。
お母さん同士がつながって元気をもらう場所になりますように。

にこりの物語

にこりのこれまでの軌跡を
綴りはじめました。

にこりが生まれて今年で5年目。
にこりのはじまり。そして忘れられない、一人ひとりの子どもたちと家族の物語です。

vol.4 りくちゃんと桜

vol.4りくちゃんと桜

寄り添う。という言葉に違和感を感じることがあります。必要なことはただただ小さな命のとなりにいること。

2022年のにこりニュース! News of 2022

もっとあります、2022年のにこりニュース!
デイサービスのにこりっこたちも、大人に負けず楽しい事いっぱいしました!

福祉有償運送

福祉有償運送が、
岡垣町・中間市でも利用可能に

福祉有償運送は子どもたちの外出を支援するサービス。スタッフが福祉車両を運転して送迎するから、子どもたちの通院や外出時に、家族の負担が軽減でき、通学のサポートも可能になります。にこりはこれまで福祉有償運送協議会がなかった岡垣町・中間市で協議会の設置を要望してきました。2022年度はそれが実現。子どもたちが移動支援を利用できる地域が広がりました。

北九州市小児慢性特定疾病支援室

北九州市小児慢性特定疾病支援室に
スタッフを派遣

北九州市には、慢性的な病気を抱え、長期にわたり療養を必要とする子どもとそのご家族のお悩みや相談に応じる「北九州市小児慢性特定疾病支援室」があります。にこりでは2022年度からスタッフを派遣。支援室で相談をお受けしています。医療や福祉の事だけではない色々なことを相談いただける場所です。

直方サテライトオープン

小児の訪問看護ステーションにこりが、新たに直方サテライトをオープン。
今まで通うのが難しかった地域にも訪問看護を提供できるようになりました。

「消えないアラーム」
日本民間放送連盟賞
優秀賞を受賞

2022年5月放送のFBS制作「消えないアラーム~医療的ケア児 命つないだ先に~」の番組が、日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞。
特別表彰部門の青少年向け番組で優秀賞を受賞されました。

地域のイベントにも
にこりcafeを出店!

地元「黒崎商店街」で開催された「シュガーパン祭り」に出店。
にこりcafeでコーヒーを販売しました。
コーヒーの売り上げは寄付金として、子どもたちの活動に使わせていただきました。

DAY ALBUM 2022

いっぱい笑って、いっぱい遊ぶ。
小児デイサービスのにこりっこの一年

にこりっこの日常
とれたてのいちごはあま〜い!
にこりっこの日常
みんな大好き
プールの時間♪
にこりっこの日常
にこりっこの日常
大きなスイカだ!
にこりっこの日常
夏はみんなで海水浴!
にこりっこの日常
にこデイまつり楽しかったね〜
にこりっこの日常
にこりっこの日常
大きいお芋が掘れました
にこりっこの日常
立川翼さん「にこり」披露会!
にこりっこの日常
サンタさんがやってきた!
にこりっこの日常
福笑いでたくさん笑ったね

ご寄付・ご支援いただいた皆さまNicori Supporters

2022年度も沢山の皆さまに
ご支援をいただきました。
ご寄付・ご支援いただいたみなさま、
本当にありがとうございます。

※掲載の許可をいただいた方のみお名前を掲載しています。 ※お名前・団体名は五十順

あったか訪問看護ステーションさま、アンズスマイル 押尾亜哉さま、安井良一さま、安武和幸さま、医療法人杏華会理事長浅井大介さま、一般社団法人あまねさま、荒木愼一さま、青木規さま、伊東浩樹さま、一ノ瀬英史さま、一江貴之さま、今井 章人さま、石川舜さま、上田佑佳さま、梅木彩子さま、江口昌文さま、Officeピア・サポート 加治屋知津さま、OFFSHOA VILLAGE 沖村健太さま、株式会社ALLWAYSさま、小野邦彦さま、大西清文さま、大木茂さま、尾方佑輔さま、落水仁子さま、cafe:chamomilleさま、加賀谷昇さま、亀石かおりさま、金子哲夫さま、鹿島恵実さま、社会保険労務士法人カナロアさま、神田さつきさま、川下友見さま、門田哲さま、清岡和彦さま、久保康博さま、桑の実ネットワークあしたの会 桑園英俊さま、工藤一成さま、工藤陽二さま、古野憲司さま、是松聖悟さま、株式会社サンキュードラックさま、坂井主税さま、貞包健一さま、柴田研究所さま、SHOHEI MURATAさま、島田さま、嶋岡鋼さま、SkyeEnglish英会話教室さま、鈴木絵莉香さま、瀬尾徹さま、高野志保さま、竹村恭子さま、田中幸子さま、田中茂樹さま、俵裕一郎さま、チャリティサンタさま、とっとり妊娠sosさま、トヨタカローラ博多株式会社さま、外山伸一郎さま、中原ひとみさま、中山圭子さま、中村健太郎さま、中島健太郎さま、中邑和稔さま、長岡菜都子さま、長崎修二さま、長崎琢磨さま、にじのこさま、西村裕行さま、羽鳥崇さま、原田昌和さま、原邦雄さま、畠瀬陽さま、板東すずこさま、医療法人日野皮フ科医院さま、菱沼まなみさま、平井佳代さま、株式会社ピースコネクトさま、福本真二さま、福本歩さま、渕恵子さま、堀内 哲さま、堀内哲さま、丸山崇さま、松井晃さま、松岡章一さま、松尾陽子さま、前田沙也加さま、前田哲平さま、増永英尚さま、牧大介さま、眞山昌さま、ミヤキ保険センター株式会社 宮地芳治さま、宮田綾子さま、三ヶ島有加さま、村田尚道さま、森政典さま、山崎駆さま、特定非営利活動法人やまごやさま、横田信也さま、吉田さま、吉田淳子さま、吉田則子さま、株式会社Les liensさま、鷲尾晃一さま、そのほか匿名でご寄付・ご支援をいただいたたくさんの皆さま。

寄付金の用途の一例

にこりのお祭りの開催、ニコクロの会の開催、NICU卒業生の会の開催、
医療機器バッテリーの購入、子どもたちのいちご狩り、子どもたちが植える稲・お芋の苗の購入 など

増永英尚さま
民間放送局 報道記者

増永 英尚さま

笑顔が素敵な人だな。理事長の松丸さんに最初にお会いした際の印象です。その笑顔の源はにこりっこたちの存在だったことが、程なくして分かりました。できると信じ、挑戦し続けるにこりの皆さんの活動を心から応援しています。みんなで笑顔で暮らしていくために。いっぱい笑って、いっぱい遊ぼう。

長岡菜都子さま
一般社団法人オンライン臨床代表理事/びぃどろ代表

長岡 菜都子さま

人は大人になると夢を語ることを忘れてしまいますが、にこりの皆さんはいつも夢を語っています。子どもの夢は大人の希望となります。子どもの笑顔は大人の心に光を灯します。子どもたちの夢を形にし、ワクワクを追い続けるにこりさんの活動が、多くの方に届きますように。これからもずっと応援しています。

工藤一成さま
北九州市立大学名誉教授/(社福)北九州市門司民生事業協会理事長/
(公社)北九州市障害者相談支援事業協会常務理事

工藤 一成さま

にこりには思わず応援したくなる魅力があります。人や組織の良いところを見ることができるのは幸せなことです。にこりを応援したい理由はいくつもありますが、あえて三つあげると、 (1) 患者やそのご家族から信頼されていること (2) 目の前のヒトを救いたいという純粋な臨床倫理があること (3) 伸び盛りの弱小NPO法人であることです。 にこりのスタッフの臨床に対するシンプルで純粋な情熱にはいつも感動をもらっています。 にこりは生まれて間もない、小さくて弱そうなNPO法人なので、思わず支えたくなります。

助成金

公益財団法人JKAより、福祉車両の
整備等に対する補助をいただきました。

  • 競輪公式サイト
  • CYCLE JKA Social Action

Lectures講演・登壇

にこりが早くから取り組んできた移動支援や、
今注目の産前産後支援の取り組みなど、
日本津々浦々でいろんな方々と
お話する機会をいただきました。

  • 第125回日本小児科学会学術集会日本小児科学会

    医療的ケア児支援法の成立を受けて

  • 第8回東海小児呼吸管理懇話会PHILIPS

    NICUからのバトンを受け取り毎日を彩る

  • にこりと学ぼう #1NPO法人にこり

    医療的ケア児の新しい食支援のカタチ

  • 九州北部税理士会小倉支部定期総会NPO法人にこり

    ご機嫌な組織の作り方

  • 障害のある子どもと保護者の就労赤ちゃん育成ネットワーク

    障害のある子どもと保護者の就労

  • にこりと学ぼう #2NPO法人にこり

    移動支援の制度を使って医療が必要な子どもたちの願いをかなえる

  • 第31回日本外来小児科学会年次集会日本外来小児科学会

    日々を楽しくする訪問看護のかかわり

  • 日本小児在宅医療支援研究会日本小児在宅医療支援研究会

    地域で広がる小児在宅医療

  • 母子とその家族のための地域包括ケアシンポジウム福岡県看護協会

    困難を抱える母子とその家族のための地域包括ケア

  • 小児在宅歯科医療研究会日本小児科学会学術集会

    医療的ケアがあるこどもたちの「あたりまえの毎日」を支える

  • 日本子ども虐待防止学会第28回学術集会ふくおか大会一般社団法人日本子ども虐待防止学会

    にこりが取り組んでいる産前産後支援の訪問看護の効果について

  • 軽井沢キッズケアラボ キッズケアサミット2022オレンジキッズケアラボ

    キッズの成長をとめるな!

  • じねんじょ公開フォーラム社会福祉法人じねんじょ

    にこりとはぐくむ

  • 医療的ケア児・重症心身障害児の
    防災と地域との連携の実務
    日総研

    にこりの防災対策、被災時への備えについておでかけイベントを活用した取り組みの実際、行政との関わり方など

  • 日本放課後学会日本放課後学会

    にこりの活動について

  • 令和4年度北九州市障害者自立支援協議会
    自立支援フォーラム2022
    北九州市障害者自立支援協議会

    本人の意思を中心とした支援~障害のある子どもの権利とは~

にこりっこ

にこりサポーター募集中!

子どもたちに、よりよい環境とたくさんの新しい体験を。

にこりの活動を、継続的に応援してくださる方を募集しています。
にこりは創立5年目を迎え、認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)を目指しています。
にこりの活動の幅がより広がり、多くの親子の暮らしを支援することができるよう、ぜひお力添えください。

認定NPO法人とは?

高い公益性をもつNPO法人を自治体が認定することで、その活動を支援する制度。
一般から広く支持されていること、活動や組織運営が適正であることなどが認定の条件。

(にこりが認定NPO法人になると...)

  • 1公的な支援が追いつかない分野に活動を広げ、制度の隙間にいる様々な状況の親子をもっとサポートできるようになることが認定NPOになる一番のメリットです。
  • 2自治体から認定されることで社会的な信頼度が増し、行政と連携しやすくなります。
  • 3認定になると寄付金が税制優遇の対象となります。寄付することへの負担が軽くなることでより寄付が集まり、活動しやすくなることが見込めます。