寄り添う。という言葉に違和感を感じることがあります。
必要なことはただただ小さな命の隣にいること。
医療従事者として、同じ母親として「こうしたらいい」「こうすべき」という正解を求めて、いろいろな思いをめぐらすことがあります。
でも、その正解は私たちではなく、当事者の子どもやその家族の中にあります。
経験や医学的な根拠も大切です。しかし、小さな命を前にして、正解を自分達の中に見つけようとするのは違うような気がしています。
私たち医療従事者はそっと、物語の脇役として、小さく小さく登場するだけ。
いつだって物語の主役は子どもたち。
これは、”りくとくん”というひとりの男の子の物語。みんなに読んでもらいたいです。